ジャッキーケン

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

4.5
次元大介の映画もめっちゃ良かったけど五右衛門のやつはもっと良かったというか
二人ともキャラ的に作品が目指すテイストのベクトルが違うから比較はしづらいけど個人的にこの映画はルパン作品の中でもめっちゃ気に入った作品

ヤクザの用心棒を担うもアッサリと最強のアメリカンソルジャーに雇い主のおやっさんがやられて雇い主のヤクザ組織とアメリカンソルジャーに追われる五右衛門

初めて味わう絶望にどう立ち向かうか五右衛門流のワンスアゲイン映画であるしいつものルパン映画とは違った武術映画的なドラマがあってめっちゃイイ

意味のないと思われた修行がまさかそういう意味合いがあったのかとテンションぶち上がる裏切りを見せてくれる

何より子供向けに作られてないから五右衛門がヤクザ無双するシーンのゴア描写が徹底してて「子連れ狼」や「座頭市」をリスペクトしたかのようなゴアに痺れる

人間超えしてるヤバいアメリカ木こり殺し屋との対決はアニメならではのやりすぎた演出はアニメらしくてバランス取ってくれる

銭形と五右衛門の「用心棒」を彷彿とさせるラストカットがカッコ良すぎてこれはもう今年ベスト級に好きな映画かもしれない!