ダイナ

オアシス:スーパーソニックのダイナのレビュー・感想・評価

4.0
マンチェスターの労働階級から誕生したモンスターバンド「オアシス」の結成からネブワースライブ(96年)までの軌跡を描いたドキュメンタリー。1stアルバムが94年、2ndが95年、翌年に25万人をライブに集めるという規格外なロックスターは音楽に目覚める前から荒くれており学生自体から流血沙汰の喧嘩するわバンド一同酩酊大騒ぎするわとプライベートのモンスターぶりも赤裸々に語られていて面白いです。クイーン好きなら誰もが知ってるボヘミアンラプソディがレコーディングされた「ロック・フィールドスタジオ」での作業風景は興奮モノ!ハッパ覚醒剤をスナック感覚で常習するスタイルが世界的に大炎上しパパラッチに追い込まれる様子やスキル不足なメンバーを脱退に追い込む話(ちょっと辛い)等バンドを揺るがす荒波イベントも抑えて、山あり谷あり見応えあり。

リアムもノエルも共通して環境に対する怒りの発散が音楽に充てられたのだなあと。あと母親に対して愛情を忘れない姿が良いですねえ。全編通してのFワードの多さはもうニッコリです。
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