~脱「勧善懲悪」の「新西部劇」~
【ネオ・ウェスタンのススメ】
『トゥルー・グリット』(2010)
◆本作の舞台
アーカンソー州
◆連関する時代背景
・1830年 / ジャクソン大統領による
…
そのまま観ると普通の西部劇だけど、随所にキリスト教の香りが漂っている。
北軍・南軍、そして信仰。
アメリカ人は実にモザイク状に人間たちがひしめいていると感じた。
「勇気ある追跡」はだいぶ前に観たの…
最後だけちょっと蛇足に感じたかなぁ。
それ以外は楽しめた。
やたらと弁護士の話をするマティ。
無法者の野郎たちを相手するにあたって、ナメられないように必死で背伸びしてたんだろうな。
コグバーン…
ジェフ・ブリッジス
渋すぎるなぁ……
無骨キャラが天下一品……
コーエン兄弟も
演出の緩急が小気味いいなぁ……
ドラマチックな所と
静かな所と。
ps.
ジェフ
"埋葬して欲しいなら…
コーエン兄弟がやたらと西部劇にこだわるのは、そこに普遍的な何かがあると見ているためだとは思う。アメリカの広大な荒野で人が生きる図式は現代も変わっていないし、そこで展開する生き死にの光景は「ファーゴ」…
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