ヘイリー・ファイファー主演、登場人物ほぼ実名で描くプチブレイク女優のハリウッド自虐コメディという感じ。
「イカとクジラ」でジェシー・アイゼンバーグと共演し仲良くなるも、今やジェシーのほうが超売れっ子(この頃「ソーシャル・ネットワーク」後)、思うような仕事がこないヘイリーは「それなら自分で映画を作ろう！」と一念発起したのは良いけれど…
結局人気俳優にすがりコネを使おうとし、さも自分のパイプが太いかのように自慢する姿はコメディで笑えるというより苦笑、痛々しかった。
ベン・スティラーやマイケル・ウリエの素の姿はどうなのかは知らないけど、あんなふうに寄ってこられたり、仕事をぶち壊されたらそりゃああいう態度になるよねっていう描き方。
ジェシー・アイゼンバーグのキャラクターが絶妙で、困惑していることははっきり伝え、周囲にも目を向けながらも、当事者にはちゃんとフォローの言葉を添えるイイ奴っぷり発揮。
わたしが実際にジェシーを観たときの印象そのまんまのナイスガイとして描かれていた。
「アウトサイダー」「ベスト・キッド」のラルフ・マッチオも出てる。
ヘイリー主演の映画は無事に作られるのか、その顛末をテンション高いドタバタ劇にした印象。
おそらくヘイリー・ファイファーの仲間内で楽しく作ったんだろうけど、見てるほうはジェシーとベンのキャラづけぐらいしか面白くはなかったな。
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