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闇を裂く一発のghostboatのレビュー・感想・評価

闇を裂く一発(1968年製作の映画)
4.5
銃声音だけが鳴り響くオープニングの異様さに一気に引き込まれた。登場人物たち全員のワイシャツが汗で滲んでいるのもよい。中盤の工事現場(昼という設定がまた憎い!)もよい。いいシーンだらけでしたが、いちばん感動したのはエンディング。同じ方向を向いてすれ違うあのラストですよ。あれは凄すぎ。対面でのすれ違いを尽く裏切ってくる かましの切り返し。最高すぎる。映画評論家としても活躍してるとあるラッパーさんが力説してた大林『この空の花』の某シーンでの技法は既にこの映画で実践されてたわけですよ。
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