ちいさな泥棒

真夏の素肌のちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

真夏の素肌(2014年製作の映画)
4.2
生き別れた実父に会いにきたオーリャは直前になり尻込みサーシャの提案で入れ替わる。面白半分だった嘘で親睦を深めていく姿にオーリャは嫉妬、はじめて知る"父親"との交流に温かさを覚えるサーシャ。いつしか見た目まで入れ替わる二人。父親も含め皆の痛すぎる心中に終盤ほぼ涙目でした。

奔放に見えるけどなにかが足りなくて埋まらない心の隙間の理由、少しずつ変わっていく姿に余韻がすごい。一方知りたくなかった現実と理想に打ちのめされたり二人がおもしろくなくて闇落ちしていく真面目なオーリャも痛い。父親も彼なりに負ってる傷がありみんな揃いも揃って絆創膏が必要。絆創膏映画🩹

ロシアの妖精って言われるだけあってサーシャ役の子がマジでキラキラかわいい顔小さいスタイルもいい眼福。父親役のコンスタンチン・ラヴロネンコ(覚えられない)の『美しすぎる裸婦』をこの前観てロシアのジェレミー・アイアンズだ!と気になったので観てみたけどやはりお歳の割に締まった身体が良き👏