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怒りの荒野のNTKのネタバレレビュー・内容・結末

怒りの荒野(1967年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

町の人間から蔑まれてた青年の逆転シンデレラストーリーかな?と思ったけどガンマンになる孤独さや敵を作る辛さ、師と仰いだ人間(父性の対象)を自ら葬る、ガンマンになる孤独さや辛さを描いた作品でもあったな…
しっかしボロボロの服からタルビーさんに?仕立ててもらったと思わしきパッキリした上等な服を着て変貌した姿はまさしく良◎!って感じで、リーヴァンクリーフの悪役(本性を現してから)観たの多分初なんだけど役の冷酷さと段々と本性を表す感じが本当に輝いてた、すごい
ガンマン十戒、自分の身を守るのには使えるけど誰かを守るのには向いてないんだろうね、ガンマンとして生きる孤独さが後ろに見える気がした。でもそのガンマン十戒をラストの対決シーンまでにフル活用するのはカタルシス感じちゃったよ…

スコットはタルビーのように人に憎まれるのを良しとしないし、あの場で育て親であるマーフを撃ったタルビーのことを許せずに手を下したわけだし今まで恩のあった人を心から捨てることはできず、善性は捨てきれなかったスコット…、対決後に銃を投げ捨ててあの友達と手を繋いで去って行くラストも物悲しさの余韻があって好きでした…!
(リズオルトラーニの作曲したテーマ曲が大大大大好きすぎて私が歩いてる時にこれ流れるようにして欲しい…)
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