ディケンズ原作の映画化。
イーサン・ホーク主演のアメリカ版を観たかったけど、Amazon primeのこちらを先に鑑賞。
当時のロンドンの街のごちゃごちゃした感じは、良く作り込まれてて好き。
登場人物が善人悪人がはっきりしない感じとか、妬みや恨みに囚われてる人や弱い人、ずるい人達が出て来る所はディケンズらしい。遺産を受け取る事が分かってころっと態度を変える人、変えない人様々。
まぁ恋愛パートはメインではないので良いんだけど、ピップ（ジェレミー・アーヴァイン）とエステラ（ホリデイ・グレンジャー）を演じた二人が好きではなかったので、ピンと来なかった。
ジェレミー・アーヴァインは終始難しい顔しててエステラが好きな感じが出てなかったような…
なので二人の別れや再会がイマイチ盛り上がらなかった。
しかし、流石のベテラン陣！
ミス・ハヴィシャム（ヘレナ・ボナム=カーター）が素敵で彼女を見られたのは収穫だった。悲しみや絶望、そしてエステラやピップへの愛など複雑な感情を恐ろしく、品良く演じてらっしゃいました。今回は人間だけど、益々魔女味が増してる。
サリー・ホーキンスも振り切れてて、好き。誰か分からなかったわ。
レイフ・ファインズも出番少な目だが、印象に残る。
他にもロビー・コルトレーンも出ていた。
