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満月の夜のmaのレビュー・感想・評価

満月の夜(1984年製作の映画)
3.5
エリックロメール作品
喜劇と格言シリーズ 4作目


主人公の声がものすごく良くてずっと聞いていたい…と思ったが彼女はこの作品が公開されたすぐ後に25歳で急逝したそうだ。前作の「海辺のポーリーヌ」は光溢れるフランスの夏の海辺が舞台だったが今作はうってかわって秋から冬にかけてのパリが舞台で落ち着いた色合いが主人公の憂鬱を表しているかのよう。格言は「2人の女を持つものは魂を失くし、2つの家を持つものは心を失くす。」
今までエリックロメールの喜劇と格言シリーズを観てきて、色々と共感するところが多い作品ばかりだったのだけど本作だけはちょっとイマイチぴんと来なかった。というのも主人公の振る舞いがあまり理解出来ないから。自分勝手なひとだな…と思うばかりでした。でもラストは好き。
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