○「二人の妻を持つ者は心を失くし、二つの家を持つ者は分別をなくす」
「喜劇と格言劇」四作目。
自由きままな恋愛を求めすぎた結果、同棲相手の心が離れ、フラれてしまう女性の悲喜劇。ストーリーが単線的で主人公の心理が単純なため、前三作に比べ映画的面白さ、会話劇の面白さが見劣りする。
主人公はレミのどこに惚れたのだろう?内気で出不精、自分とは真逆で生活が合わなそうなのに。真逆だからこそか。
どうでもいいが、この年代のフランス映画はまだタバコスパスパ吸ってるイメージがあるが、ロメール映画で吸ってる人は出てこない。