擬似親子関係の姉妹のメロドラマ……なのだが、非常に小さな閉じきった世界の話なのに表現が大仰すぎて違和感がする。
激昂して机を叩くマルチアングルカットなど
『?』と首を傾げたくなる表現が多い。
芝居も…
おそらくは完成品から多少の編集がされたテレビ放映版を観賞。
ある家族の他愛ないドラマをなんら特徴付けしないままだらだら描いた退屈な作りだな、と印象を持った後、「私は渦の底から」の野本梢監督作だと分…
母親のように妹を育ててきた姉が妹の突然の結婚にびっくりぽんする話。32才ともなると失うものが多くなるのかね。
カメラワークやら演技やらに無駄の多い作品。短編こそ伝えたいことを伝えるための表現を徹底…
自分が背負ってきたものや大切に育んできたなにかが自分の元から離れてゆくときに、どうしても使命感や責任感以外の感情(独占欲とか)がついて回る気がするのだ。このお姉さんは、ずっと一人で頑張りすぎたのだろ…
>>続きを読む野本梢監督の作品はパンチラインがとても多い。
「私は渦の底から」「猫癖」「愛しのマミー」なども名言がたくさん出てくるけれど、この「青三十二才」もそうだ。ただし一言一言ではなくて、全体でドンとココロに…