ブラッキー

笑う故郷のブラッキーのレビュー・感想・評価

笑う故郷(2016年製作の映画)
4.1
とても好みだ。

これは

隠れた傑作の類い

かもしれない。





とても

文学的。

ウィットに富んだ作品。


ノーベル文学賞作家の

主人公が数十年ぶりに

故郷に足を踏み入れるという

話なのだが


終始シニカルな展開。


低俗な田舎町の人々。

それに理路整然と


対処していく主人公。


この対峙


滑稽だ。


時折

覗かせる

シュールな場面も

印象的。



脚本も秀逸。

シニカルなコメディ?

からの

人間の倫理観を問う社会派?

からの

風刺の効いたブラックコメディ?

からの

最後は

緊張感のあるサスペンス?


とても小さいが

こういった

展開の妙も

あるように感じた。








人間の本質は

俗世に

まみれているのか。

そうではない

と信じたい。
ブラッキー

ブラッキー