飛行艇

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版の飛行艇のネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

最期まで観て感じたのは、群像劇だということ。

この混沌とした時代に、翻弄されず自我を持って生きるのは難しいと思った。当たり前のように道を行き交う戦闘機、武器を所持する人々、格差社会。長回しに撮ることによって、まるでドキュメンタリーのよう。そこに本当にいるかのような撮影方法は、没入感を与える。

あの淡い恋が、どうしてそうなったのか。そうしてしまったのはきっと環境、社会のせいだと思うとやるせない。
飛行艇

飛行艇