このレビューはネタバレを含みます
情緒揺れすぎて見終わった瞬間、フラッフラになった。
繊細な人物造形、計算し尽くされた構図、大胆な光と影がゴリッゴリに作り出してくる世界観。
それぞれに魅せられて、共感して、落胆する。
シャオミンはこう生きるしかなかった。シャオスーはその生き方をまっすぐ受け止められるほど、現実を知らなかった。
人生はままならない。
大事なシーンを引きの画にする勇気。
人はみな同じ時を、違う価値観で生きてて、主人公もその場の、大勢の1人にすぎない、でも確かにそこで息をしていて、きらめいていて。『A Brighter Summer day』というタイトルがとても良くて憎い!
にしても、ブラスバンドのシーン。
一生忘れないなぁ。