魚深市という寂れた漁村に、6人の転入者達が街に引っ越してきた。
そいつらは殺人を含め重罪を犯した犯罪者たち。
社会復帰のトレーニングと、刑務の一環で街に奉仕するという名目。
そんな街絶対住みたくない…
自分の地域の自治体がこんな政策してたらブチ切れると思うわ。
地方独特の寂れた空気感と、のろろという奇妙な土着信仰がリアルだった。
この土着信仰はクライマックスの伏線にもなっていて良いスパイスだった。
まぁ〜〜普通の映画だったけど、演技はみんな良い。
特に犯罪者サイドは全員どこか普通じゃない感じの演技が上手い。
挙動不審、後めたい態度、泳ぐ目線、感情が爆発する過程。
唯一それに当てはまらない、何考えてるかわからない松田龍平が心底怖い。
人間味がない、真正のキチガイ。演技力が凄まじい。
常に感情を出さなかった松田龍平だけど、一番苦しかったのは間違いなく彼なんだな〜と
見終わったあと思った…
壊れている自分を変えようと頑張っても、衝動を抑えられない空っぽの人間。
松田龍平以外この役は演じられんな〜と思ったわ