映画としては、すごく良く出来てると思う。雰囲気あって、話も纏まっている。
ただ、個人的な好みで言えば苦手。
歳を重ねる毎に、救いのない話が苦手になってきている。
魚深（うおぶか）という、とある地方の町に、町の過疎化防止と受刑者の更正を目的とした計画によって、6人の元殺人犯が移住してきた。その6人が来てから、町に事件が起き出す…というもの。
これはある種のネタバレになってしまうかもしれないが、もっとミステリー要素が強い作品と期待して観ていたところがある。
そのため、特に捻りなく、ただ陰惨な事件が起きていくのを観させられる感じ。
しかしながら、のろろ様という奇祭と絡めて進行していく物語は、とても雰囲気のある作品に仕上がっている。
ただ、最後はのろろ様と平気で写真撮ったりしてるけど、その辺は「いろんな人がいるよ」ってことなのかね？
