ぱぷぽ

フェンスのぱぷぽのレビュー・感想・評価

フェンス(2016年製作の映画)
3.8
アカデミー賞をとっているのに日本では未公開だったとか
ここでの評価も低くてなんだか驚き。

私は普通にいい映画だと思いました。
黒人による黒人差別とか、差別の根本みたいなのが複雑に表現されていて『アメリカンヒストリーX』みたいな根深さを感じた。
黒人による黒人差別って書きましたが『カラーパープル』みたいなのじゃないんで観やすいです。
「俺たちは黒人だから頑張ったって無駄なんだ」って諦め強要系です。

ストーリーは会話劇中心でほぼ主人公の家と裏庭、家の前で完結しているのに飽きずみれて凄いです。
元が舞台とはいえ良くできてると感心してしまいます。

子供を連れ帰ってきたデンゼル・ワシントンにはふざけんな!!見捨てちまえ!!優しくするな!!って思っていたところに
、ローズの「今この子には母親ができた、あんたに女はいない」って台詞が最高にスカッとしました。

ヴィオラ・デイヴィスさんの器量よしではないけどいい妻であり、いい母である感じが素晴らしかった。
めちゃくちゃいい女で泣ける。
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