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フェンスのkazu1961のレビュー・感想・評価

フェンス(2016年製作の映画)
4.2
「フェンス」
2016 日本未公開 アメリカ作品 2017-65

本当深いい作品です。何故日本未公開なんでしょう。
海外の評価でも「ブロードウェイで上演したときと同じ俳優陣を揃えたことから脚色に至るまで、強固に作り上げられた『フェンス』はピューリッツァー賞を受賞した原作を変質させることなく、見事に映画化して見せた。」と高い評価がされています。
過去の負の経験から頑なまでの家族への固執した接し方から家族、自らを追い込む父親とそれに反感を覚えて行く息子たち、そしてそれを見守る母親の葛藤をデンゼル・ワシントンとビオラ・デイビスの二大巨頭の演技で奥深く家族愛を演出しています。特に畳み掛けるようなデンゼルの話術は秀逸ですね。
そして、最後は感動が。。
父親として色々考えてさせられますが、私は好きな作品です。

オスカー俳優デンゼル・ワシントンの3作目となる長編映画監督作。アメリカの劇作家オーガスト・ウィルソンによる、ピューリッツァー賞などを受賞した名作戯曲「フェンス」を、10年にリバイバル上演された舞台版で主演し、トニー賞主演男優賞を受賞したワシントンが、自らのメガホンで映画化。ワシントンは監督のほか製作、主演も兼ね、舞台版でもワシントンと共演したビオラ・デイビスが妻役を務めている。1950年代の米ピッツバーグを舞台に、元プロ野球選手でいまはゴミ収集員として働くトロイと妻ローズ、そしてその息子たちと、アメリカに生きる黒人家族の人生や関係を描く。第89回アカデミー賞で作品賞をはじめ4部門でノミネートされ、ビオラ・デイビスが助演女優賞を受賞した。
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