このレビューはネタバレを含みます
大きな人
大きすぎて埋め尽くしてしまう。
周囲の人には精神とアイデンティティのスペースがない。
前に見た映画でも夫婦喧嘩のシーンで同じようなやり取りがあった。
家庭や家族の為に日々耐えて我慢し、必死に自分ができる最大限の事を与え努力した、
人生と自分のすべてを捧げてきた、と夫婦がお互いに言い合う。
どこか自分だけが犠牲になってきたと思う部分が強くあって抑えてた感情が爆発してしまう。
どちらもそれだけ犠牲にしないと、家庭や家族を(なるべく健全な形で)持続させる事は難しいのだろう。
以前と変わらずローズは家事をして用事を済まし、トロイも家族の為に仕事をし給料をテーブルに置く。
一見前と同じ家庭の風景なのに中身は破綻してるのが悲しい。
フェンスに囲まれた中でどこかトロイが一人取り残されてるようにも見えた。
最後トロイの葬儀の日に切り替わってしまい、その前の続きが見たかったので消化不良気味。。。
