このレビューはネタバレを含みます
ラストでボロボロ泣いてしまった、シャロンがどう生きて来たかを視聴者側が見て来たからこそシャロンには救われて欲しいわけで…
ずっと家庭/社会/学校から爪弾きにされてのけ者とされてもなお現実に向き合わなければいけなかったし、蔓延るホモソーシャルな関係性によってシャロンは自身を偽り、自らを強く見せ続けなければいけなかった訳で、シャロンはシャロンそのままであってもいいはずだったのにね…
それでも母親と向き合い、自身の思い出したくも無い過去にも折り合いをつけようと向き合うという強さを身につけたシャロンはなんて美しいんだろうか
だからこそ最後にケヴィンとあの時のように寄り添う、どこまでも静謐で美しいカットが心にズシンとくる、もうそこに言葉はいらない
