えり

ムーンライトのえりのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.8
アカデミー賞を受賞したからというよりは、マイノリティを描いた映画と聞いて鑑賞。
同じ回を見終えた人が劇場をあとにしながら「結局何が言いたかったの?」と言っていたのが印象的。
映画に明確な決着なんてなくてもいいし、わからなければわからないままでもいいんじゃないかなー。

人は誰でも長い人生で絶望の淵に立つことがあると思います。けれどシャロンのそれは私が思うよりもきっとずっと厳しい。
それでも少しばかりの希望はいつだって存在する。
あまりに純粋で一途なシャロンの心に触れた気がする、そんな作品でした。
あまりに愛おしいラストシーン。
えり

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