来週公開の小松孝監督『猫と塩、または砂糖』という作品が気になっていて、PFFを受賞した今作を鑑賞。
一言で言えばリアリティと虚像の家族を描いた凄い映画だった。
同じ屋根の下にいる家族なのに、微妙な…
8050問題真っ盛りの父と息子の家に新しいお母さんが来る話。
いろんなところ尖っててかなり面白かった。
独特の展開ではあるものの、現実感は失わず世界観として機能しちゃってて印象良い。
あんなビール…
トイレとか布団の上でマック食べるな。
ゴミそこら辺にポイするな。きたねぇ。
と嫌悪感からスタート。
登場人物の会話もほとんどない中からの唐突なポエムに吹いたよね。
そしてクレカと車を上手い具合に3人…
面白かった。
母のフライパンアートが実を結ぶんかい!ていうのと息子の絶妙にバカみたいなポエムが最高だった。
そしてラストの怖オチも良かった。
マックとワンカップって合うのかな?とても試してみたくなっ…
このレビューはネタバレを含みます
「家族」という言葉が使われるとき、一般的な定義の下に、より情緒的というか、伝統的というか、な意味が言外ににおわされていることもある。たとえばそれはその集団全員で一汁三菜の食卓を囲むのが理想の姿だ、と…
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底辺みたいな暮らしをしている年金暮らしの父親とニートなポエ息子の元に、新しいお母さんがやってくる。
家庭的な食事を出すお母さんだが、コンビニ弁当マクドナルド生活をしていた男二人の口には合わず。二人が…
誰もが目をつけそうでつけなかったところに注目したのは面白いと思った。
こういうゴミ屋敷的な生活をする中高年親子というのは、現実にもきっと存在するだろう。
描き方もとてもリアルで、ひとつひとつの行動に…
求めていた家族の形は、多分みんな同じで。
だけれどそれが“最高の食卓”では決して無くて。
母親が体制とかどうでもよくなって好き勝手振るまうようになってからの方が、人間同士の繋がりが生まれて、なんだ…