このレビューはネタバレを含みます
フィンランド映画祭にて鑑賞。
本当は存在するはずの無かった1日が運命を変える。それは誰にでも起こりうる偶然が引き起こす、世界のどこかで常に起こり続けるドラマだ。
リトアニアで出会った2人がお互いに秘密を小出しにしながらも惹かれ合う。たった2日間の話だが、そこには恋に至る過程が凝縮している。出会いと別れが交錯し、抑揚の効いた音楽と共に先の見えない恋の果てへと連れ出して行く。
主人公の女性が最後に見せるはにかんだような表情の先に本当の選択が待っている。彼女の選んだ未来の先に果たして彼はいるのだろうか。