やべべっち

地球が壊れる前にのやべべっちのレビュー・感想・評価

地球が壊れる前に(2016年製作の映画)
3.8
GW中に観たけどレビューするのを忘れていたが今更レビュー。

環境問題を環境の話だけで考えてはダメなんじゃないかと最近思う。地球は一つの大きな生き物だと思う。キリバス共和国の沈没の危機は地球全体の問題である。

人間の身体を見る時、現在人は部分で見る。膝が痛かったら膝専門の医者にかかる。でもそれで解決できる事は少ない。今の世の中は国ごとの統治が基本で全体の統合は声のデカい国のいう通りになる。これでは包括的な改善には繋がらない。

コーク兄弟の話があったが今の資本主義経済はお金を回すのではなく富める人が富める世の中になっている。だから統合的に観て不健康になる。

メタンの影響があるから牛肉じゃなく豚や鶏を食べましょうとなっていたがそもそも食料廃棄の問題とか自産自消できてないから人々や経済が疲弊してるんじゃないの?とは思う。

ローマ法皇がCO2削減や炭素税導入などによって温暖化解消を測るのも良いがそれでは足りなくて「人々の祈り」が必要だと言っていて流石だなと思った。日本人は唯一ちゃんと祈れる人種だと聞いた事がある。祈りのパワーて凄いんだぜ、それをもっと知ってほしい。

宇宙飛行士であるピアーズ・セラーズは末期癌に侵されながらも地球の将来を憂いこのドキュメンタリー映画に出演した。

下世話な話だがレオナルドディカプリオの感受性というのが今一つわからない。トップオブトップのセレブで若い女好きでかつ環境活動に熱心というのが体癖的にも結びつかない。一体どういう人なんだろうか?