Kawaguchi

地球が壊れる前にのKawaguchiのレビュー・感想・評価

地球が壊れる前に(2016年製作の映画)
3.8

今年も庭のさくらんぼが豊作です。久しぶりに外にでて、肌が焼けました。5月初めだというのに、31℃越えの真夏日(家の室外機では)。ほんの10年前にはには「猛暑日」なんて言葉が無かったように、肌で温暖化/異常気象が進んでいるなあと感じます。自宅にいる時間が増え、改めてグレタ(国連のスピーチが有名ですね)の本を読んでいますが、「‪リサイクルの為にゴミの分別を20年続けても、1回飛行機に乗るだけでその努力が無駄になる‬」など、私たちが知らずに侵してしまってる事柄について、気づかせてくれます。「小泉進次郎さんとステーキ」が象徴する様に、無知は恥ずべき事では無いですが、そもそも知らなければ対応できません。まずは知るところからです。日本政府のコロナの対応にも通じますが、‪沈黙は現状維持を支持しているのと同じだと私は思います。

アベンジャーズ-エンドゲーム-の悪役サノスが「地球温暖化」のメタファーであり、結果的に新型コロナが「指パッチン(地球の人口を半分にする能力)」になってしまった。この構図が余りにも現在とリンクしていて、今は笑えないですよね。公開されたのは、ほんの1年前です。1年でこんな事になるとは考えもしなかったですよね。良い側面が有るとするならば、地球温暖化を少し引き延ばした事だと思います。感染による何万人もの死亡者と世界経済の大混乱と引き換えに。
Kawaguchi

Kawaguchi