たてぃ

薔薇は死んだのたてぃのレビュー・感想・評価

薔薇は死んだ(2015年製作の映画)
4.1
ハンガリー映画って侮れないなぁ…こんなドロッドロな女同士の憎愛劇を描けるなんて…しかも実話ベースかい…(°_°)

冒頭いきなり女性の変死体が発見され、物語はその4日前に遡る。主要な登場人物はジャケットに写る三人の女性…
1.死体の女性でありセレブな高級娼婦エルザ。中年パトロン&若いイケメン愛人がいる(35歳くらいでジャケット中央)
2.その高級娼婦とは昔からの友人だが今は彼女の家の家政婦のロージ(40歳超えでジャケット左)
3.その高級娼婦の新人家政婦のカトゥ(20歳くらいでジャケット右)

「犯人誰なんだろ?」というサスペンスものとして鑑賞しましたが、次第に「この三人どうなるんやろ?」の要素が強くなり犯人が誰になるかはいつの間にか遠い彼方へ…(^_^;)

三人の女優さんが魅力的でしたね〜美貌だけでなく、トゲも兼ね備えていて…まさに薔薇…ヽ(;▽;)ノ
・高級娼婦エルザの男の操り方(何をやっても最後は全部男が悪いことになる)
・家政婦ロージの「名前は幸子だけど全世界の不幸を一身に背負ってる」感
・新人家政婦カトゥの目ヂカラ(&すごく可愛いけど魔性の女オーラ)
とまさに三者三様でした。

第一次世界大戦前の暗いムードも映像で表現されていて最後まで飽きずに鑑賞出来ました。
ちなみに原題は「世界の半分」のようです。
たてぃ

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