ネイディーンの小2からいる唯一の友達であり親友と実の兄が付き合うことになり、自身が誰にとっても大切な存在ではないという風に感じて自暴自棄に陥る。母親と喧嘩をして車の鍵を奪い免許なしで運転する、好きな人に最悪なコメントを送ってしまう、兄に怒りをぶつける、といったことをする。好きな人を性行為に誘うコメントを送ってしまい相手からやばい女だと思われると予想していた反面相手はその誘いに応じてメールをよこしてくるが、いざ本番になると初めてということもあり拒否してしまい車から降ろされ、いく宛のなくなったネイディーンは教師に電話を掛けて迎えに来てもらい教師の家で家族の迎えをまつ。兄と親友が車で迎えに来るがそれを拒絶し結局教師に送ってもらうことにする。家に戻った後に兄に謝罪をして自分が嫌いなんだということを打ち明ける。翌日の土曜日に中国系の最近仲良くなった男子生徒の作った映画を見に行き、そこでその彼と付き合うことになる。彼の仲間を紹介してもらいみんなと談笑しているシーンで終わる。
自分の人生が大っ嫌いという自己嫌悪からなる鬱憤が爆発する映画だった。兄は父親が事故死してからというもの壊れた家庭環境のために遠い大学に行くのを諦めていたり妹の面倒をちゃんと見ていたり普通にいいやつすぎた。ネイディーンの教師が私的に推せる。繊細な感性を持っているから故のすこし冷たくなってしまう態度や恥ずかしがり屋な感じでも生徒を自分なりに大切にしている感じ少しひねくれた返答だけど優しい対応、推せる。
恋をしている人間は、頬が赤くなり目はうっとりして口角が少し上がっているのは何故なんだ、その姿が一番人を魅了的に見せるものなのかもしれない、生存戦略のひとつとして。
