イケてない女の子が色々な経験を通して少しだけ素直になる話
兎に角、主人公の女の子がクズ過ぎて、自分の青春時代を思い出して恥ずかしくて見れないほど
久しぶりに鑑賞中何度も停止ボタンを押して、落ち着く為に深呼吸しながら見た
10代の頃にありがちな、自分の不幸を拡大解釈することで悲劇のヒロインと化して、まわりからすれば勘違いのウザいヤツに成り下がっているのに自分では気づかない、そんな痛々しさがとてもよく描かれている
ただそんな女の子をどういうわけか親友は心配してくれて、男の子が好きになる、というポイントが伝わらなかったし、ちょっと女の子のヘマにフォーカスし過ぎてテーマがボヤけたかなぁ
父親の死が与えた家族関係の変化、をユーモアを持って軽やかに描こうとしてるのは伝わるけど、少し観客に任せ過ぎた気がしなくもない
多分事故が免許を取ってない理由だったり、とかももう少し匂わせてもいい？
登場人物たちのキャラが自己中心的な主人公の主観イメージから出来事を通して徐々に開かれていくという手法はよかったけど、少し散漫かも
ラストの描き方はいかにもアメリカ的で、それが好きか嫌いかで評価別れると思うけど、2度と青春時代には戻りたくないと思わせてくれた女の子を演じたヘイリー・スタインフェルドはよかった
