上野

ジェーン・ドウの解剖の上野のネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

気味悪さ100点。

名無しの権兵衛のことを海外ではジェーンドウと言うらしい。この映画もポスターにうつる身元不明遺体を親子で検死していたら怪奇現象が起こって…という話。

前半の死体解剖パートの気味悪さったらない。検視官なので様々な死体が出てくるが、どれもグロテスク。変色した臓器や謎の異物を取り出すところはとても気持ちが悪い。
カメラワークもずーっと不穏。

ジェーンドウの謎が深まってきて、ホラー要素が出てきてからは怖いっちゃ怖いけどうーん…という感じ。ジェーンドウの謎もあっさりしてる上にわりとすぐわかってしまって、あまり面白くなかった。他の死体が動いてるのはなんでなんだ?見落としたかも。
明るい母親だった…とかいう回想も必要だったか?あと主人公の彼女はあの大嵐の日にどこから研究所に入ってきたのだろう?あれもジェーンドウが見せた幻覚???

ただ最後、助けに来た警官の声が少しずつあの気味の悪い歌に変化していったところの絶望感は凄かったし、後ろに父親がいたところは思わず声を上げて驚いてしまった。ラストシーンもこの後の不穏さを匂わせていて良かった。
全部ジェーンドウが見せた幻覚だったのだろうか??面白かった!
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