マイアミの豪華ホテルでベルボーイとして勤めるスタンレーが巻き起こす大騒動。
一貫した物語がある訳ではなく、ホテルを舞台にしたコント集といった感じ。スラップスティックで顔芸的な所もあるのだけど、割りとスマートな感じも。
ジェリー・ルイスはホテルの喋らないベルボーイ役以外にも、ホテルに泊まりに来る本人役でも出演。
ジェリー・ルイスが監督、脚本、主演、プロデュースをしたワンマン映画だけど、ワンシチュエーションでこれだけのアイデアを(一人で考えた訳じゃないだろうけど)形にするパワーを感じる。
この映画が日本の喜劇人にも影響を与えたという話も、見ると良くわかる。
とはいえ、これを今見て凄く面白いかと言われれば、◎というよりは△な訳です。
笑える所も有るのだけど、今見るとそれ程でもと思うエピソードも。
しかしコメディが好きな人にとっては、見る価値のある映画であると思う。