にへー

底抜けてんやわんやのにへーのレビュー・感想・評価

底抜けてんやわんや(1960年製作の映画)
3.3
マイアミの豪華ホテルでベルボーイとして勤めるスタンレーが巻き起こす大騒動。

一貫した物語がある訳ではなく、ホテルを舞台にしたコント集といった感じ。スラップスティックで顔芸的な所もあるのだけど、割りとスマートな感じも。
ジェリー・ルイスはホテルの喋らないベルボーイ役以外にも、ホテルに泊まりに来る本人役でも出演。

ジェリー・ルイスが監督、脚本、主演、プロデュースをしたワンマン映画だけど、ワンシチュエーションでこれだけのアイデアを(一人で考えた訳じゃないだろうけど)形にするパワーを感じる。

この映画が日本の喜劇人にも影響を与えたという話も、見ると良くわかる。

とはいえ、これを今見て凄く面白いかと言われれば、◎というよりは△な訳です。
笑える所も有るのだけど、今見るとそれ程でもと思うエピソードも。

しかしコメディが好きな人にとっては、見る価値のある映画であると思う。
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