浅野公喜

底抜けてんやわんやの浅野公喜のレビュー・感想・評価

底抜けてんやわんや(1960年製作の映画)
3.1
ドリフターズにも影響を与えたジェリー・ルイスの作品。「キング・オブ・コメディ」にも本人役で出演していたり、名前こそよく聞いていましたが、本人が主役の映画を観たのはこれが初めて。

最初から最後まで繋がったストーリーが展開するわけではなく、ベルボーイをテーマにしたコントが連続するという展開は割と新鮮で、ジェリー・ルイス扮するベルボーイは喋らず、表情と動きで笑わせるスタイルは成程多くのコメディアンに影響を与えるわけだ、と納得してしまいました。チャ・カトウにもちょっと似てる。

喋らないとは言っても、ノッポ3の最終回みたいな出来事が用意されています。また車好きとしてはVWビートルの「トランク」から「荷物」を取り出すコントが受けました。取り巻きが多過ぎるネタや一瞬でレストランの客が増えるコントも○。
浅野公喜

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