YAZ

この手紙を読むときはのYAZのレビュー・感想・評価

この手紙を読むときは(1953年製作の映画)
4.0
ジャン=ピエール・メルヴィル
の観る

修道女テレーズの許に両親事故死
の報が届く。
一人残された妹ドニーズの世話す
る為俗世界に戻るがの話

姉妹の物語かと思いきや女と見るや手
を出さずにはいられないほぼ病気の青年
マックスとマダムの物語から動き出し
巡り巡って姉妹も彼と深く関わってゆく

マックスが作る三面記事に載りそうな
俗世界感全開の世界とそこに巻き込まれ
る神に仕えていたテレーズ。
こんな事ではいけないと抵抗する対比が
面白いと言えば面白いかも

両親の死から始まってテレーズの周りに
は不幸が次々と起こり死神の様でも。
黒づくめのジュリエット・グレコ。
彼女の決心と唐突なエンドでマックスに
すればテレーズは運命の女かもしれない
けど最後まで俗世界感は抜けずです

テレーズとマックスの海辺のシーンと
テレーズのスカートに火が点いてしまい
からのマックスと彼女。
俗世界から離れ抑えきれない愛情が露呈
する一瞬が素晴らし過ぎる

この二つのシーンが無ければどうかなと
思うぐらい素晴らしい
撮影 アンリ・アルカン
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