ジャン=ピエール・メルヴィル
の観る
修道女テレーズの許に両親事故死
の報が届く。
一人残された妹ドニーズの世話す
る為俗世界に戻るがの話
姉妹の物語かと思いきや女と見るや手
を出さずにはいられないほぼ病気の青年
マックスとマダムの物語から動き出し
巡り巡って姉妹も彼と深く関わってゆく
マックスが作る三面記事に載りそうな
俗世界感全開の世界とそこに巻き込まれ
る神に仕えていたテレーズ。
こんな事ではいけないと抵抗する対比が
面白いと言えば面白いかも
両親の死から始まってテレーズの周りに
は不幸が次々と起こり死神の様でも。
黒づくめのジュリエット・グレコ。
彼女の決心と唐突なエンドでマックスに
すればテレーズは運命の女かもしれない
けど最後まで俗世界感は抜けずです
テレーズとマックスの海辺のシーンと
テレーズのスカートに火が点いてしまい
からのマックスと彼女。
俗世界から離れ抑えきれない愛情が露呈
する一瞬が素晴らし過ぎる
この二つのシーンが無ければどうかなと
思うぐらい素晴らしい
撮影 アンリ・アルカン