アンダー・ザ・シルバーレイクのはなげんのネタバレレビュー・内容・結末

ジャケ写に惹かれて視聴。
子供のまま大人になった人の頭の中、みたいな映画。
インヒアレントヴァイス味が感じられるけど、謎解き要素で言えばこっちの方が濃ゆい。カルトノワール的な要素、初めから目が点になるし、展開する景色と主人公の不相応さ、気色悪い雰囲気、それがこの映画の全てでめちゃくちゃ好き。

世界に意味を見出せなくなった彼らと精神的な進化＝上昇の儀式に参加したサラは富豪の伴侶の一人となり、今はどこかの地下でコンクリートで出口を塞がれ、時を待つのみ。

せっかく一人の女の子を追いかけて、決して暴いてはいけない謎を解いた主人公は手遅れだったことに気付く。
救われないけど、何だかそんなに悲しく無い不思議な気分だった。