L.A.のシルバーレイクに住むも家賃を滞納し、今にも追い出されそうな青年サム。
そんなある日、向かいのアパートにサラという美女が引っ越してくる。
早速サムが声をかけると、サラは自分の部屋に招き入れてくれた。
恋の始まりが予感されたが、翌日彼女の部屋を見るともぬけの殻。
それから彼の周りでは不可思議な事件が増えていき、彼は彼女を探すためこの街の闇を暴こうとするのだが……
そもそもシルバーレイクって？
調べてみると、セレブ街というよりかはカフェや古着屋が並ぶオシャレな若者の街っていう感じがした。
そんな街に隠された真相をサブカルと陰謀論で解決していく男の物語。
とはいっても謎を解決することが気持ち良い映画というわけではない。
日常の中に潜んでいる暗号を一つ一つ取り上げていく映画でもない。
シルバーレイクの底は深すぎて、私如きではとてもじゃないけど理解できない。
ラストまで観ると「だから何？」ってなっちゃうんだけど、全然嫌いではなかった。
鮮やかな街の映像と自分も謎を解きながら大きな渦に巻き込まれていくような世界観が、ちょっとだけクセになるような……
どこまでが現実でどこまでが夢なのかを疑ってしまうような、悪夢的な魅力があった。
ただもう少し説明あっても良いとは思うけど。
