このレビューはネタバレを含みます
インランド・エンパイアとか大好きなので好きな作風でした。
嫌悪を催す描写が意外といっぱい。犬殺しはやめてくれ。
鬱屈として暴力的な主人公が観ていて楽しかったです。車に悪戯した悪ガキをボコボコにするシーンにびっくり。ソングライターも思いっきりぶっ殺した場面は勢いが良過ぎてちょっと笑っちゃいました。
家賃滞納とか目の前の現実から逃げ、縋るように陰謀論を追い求めるストーリーにワクワクしました。どうにかサラが大富豪と即身仏みたいなのになろうとしている事実には辿り着きますが、知ったところでどうしようもないサムが少し不憫でした。
意図的でしょうがフクロウ女とか犬殺しとか不可解な部分も多く好みでした。
スパイダーマンのコミックを手にひっつけたり、カート・コバーンの娘の友達って他人じゃない?とか笑えるポイントもありました。
さしあたって家賃払おう?ってずっと思ってました。