Ash

アンダー・ザ・シルバーレイクのAshのレビュー・感想・評価

3.9
「悪夢をみていた」それに尽きる。

舞台はL.A.のシルバーレイク。裏『ラ・ラ・ランド』とも言える映画。
主人公は夢追い人の成れの果ての無職透明男。
現実と狂気が混ざり合う地獄を描写した本作を巡るにはこの燃えカスのような人物が最適だったと思う。

オマージュ元として挙がっている映画はほとんど観たことがなかったのですがグロテスクでサイケな画作り、ポップカルチャーに対する皮肉、オカルティックな恐ろしさ、またあるいはこの世の真実の断片など入ってくる情報量の高さに面白さを感じられました。
何回も観たい悪夢です。これは心に残る一本でした!
Ash

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