りり

アンダー・ザ・シルバーレイクのりりのレビュー・感想・評価

3.2
長いし、意味不明。普通のサスペンスだと思ってみるとがっかりするでしょう。
メタファーを思わせるシュールな出来事の連続で、夢と現実の境界が曖昧で混乱させられ、しかもほとんどの謎が謎のままなので、多くの人は時間を無駄にしたと感じると思うけど、私はそれほど嫌いじゃなかった。悪夢が映像化されたようなものを見るのが好きなのと、パーティの様子やファッション、インテリアなどもカラフルでかわいくて飽きずに見れた。「イットフェローズ」を見たときホラーにしては綺麗なシーンが多かったので、この監督さん映像美にこだわりあるんだなぁと思ったんだけど、今作ではそこらへんを思いっきりやってみたものなのかなという印象。
むかし見た時は理解できなくてキレそうになったけど、いまならリンチの「マルホランド・ドライブ」も楽しめるかも。
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