麩

そうして私たちはプールに金魚を、の麩のレビュー・感想・評価

1.0
「ウィーアーリトルゾンビーズ」より先に撮った作品だけどゾンビーズを先に観てからこっちを観た。

結果、やってることも言ってることも出てくるキャラクターも物語も、全部全部リトルゾンビーズとおんなじすぎて、全く楽しめなかった。違うテンプレに当て嵌めてるだけで、構成から演出から何から何まで一緒。
この監督のどうしても言いたいことややりたいことって特に無いんだなというのが身に染みてわかった。

あとゾンビーズでも少し感じたことだけど、所謂「一般の人」を見下しすぎ。ばかにしすぎ。この監督は電通出身でエリート街道まっしぐらの人だからなのか、「インスタ映え」とかtiktokとかやってる若者って脳みそ無いと思ってるんだろうなーという感じがものすごくした。
田舎の若者も、田舎のおばさんも、田舎のヤンキーも、ちゃんと脳みそがあって世界がありますよ。つまらない一般庶民もみんなそれぞれの豊かな思想で人生を一生懸命生きていますよ。
「一般人」をぼんやり馬鹿にしてる電通的思想が透け透けしてて嫌だった。めっっちゃくちゃ不快になった

「サービスカットです」は気色悪すぎて警察に捕まってほしいレベル
ナチュラルに人を見下し他人を道具として扱い女性を見せ物にする長久監督の姿勢がひしひし伝わってきて人生で一番最悪の映画体験でした。
いい意味とか全くなく。シンプルにごみ。
つまんない日清のカップヌードルのCMみたいなのを一生作っててほしい
映画ってこういうものじゃないし、他者を思い遣る優しさと、弱さからくる強さが無い人にいい映画なんて絶対撮れない。
画面のポップさや小手先の「エモ」、銀杏BOYZでは誤魔化されないよ。
麩