たむたむ

おとなの事情のたむたむのレビュー・感想・評価

おとなの事情(2016年製作の映画)
3.3
「人には大なり小なり秘密がある。」
世界18ヵ国でリメイクされている、ずーっと観たかったイタリア版オリジナルをやっと鑑賞(*¯꒳¯*)

月食の夜、3組の夫婦と1人の独身男性が集まった食事会で、着信したスマートフォンの通話やメールの内容を晒し、信頼関係を確認するゲームをきっかけに巻き起こる修羅場を描く。

てか、月食の夜自体に裏設定とか無かったんだw
基本的なプロットは同じだけど、日本版→韓国版→本家と観てきて先ず思ったことは、これってコメディ…?笑えるとこなんか一つも無かったし、会話劇を中心とした単なるワンシチュエーションヒューマンドラマでしたよ。たぶん3本の中では、オリジナルが演出的にも1番シリアス。
ロッコと娘の会話のくだりとか普通に胸熱だった。

修羅場度でいえば、だんぜん韓国版が頭抜け。次いで日本版、イタリア版…と、これもまた控えめ。過剰に取り乱すような事も無く、かなり静かな幕引き。そしてラストのギミックは分かりづらい!私てっきり、丸く収まったのかと(*_*)

今のところ比較できるのは残念ながら数カ国だけのようですが、お国柄の違いが出るんでしょうね。
今思うと、日本版だけゲームの言い出しっぺ人物が異なっていたので、日本人女性と海外女性の恋愛性質の違いが表現されていたのかなと。

これから比較鑑賞を予定している方は、観る順番によっても印象が変わると思うので、大筋を把握するのに最適な本家イタリア版から観て、日本版→韓国版の順に観るのが良いかも知れません。
(なんなら日本版はスキップしてもいいかも・爆)
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