カイ

おとなの恋の測り方のカイのネタバレレビュー・内容・結末

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

まず劇中にかかる歌がとても良い。

そして昔この映画の設定(女性より
男性の背が低い)の小説を読んだ
んだけどタイトルなんだったのか
思い出せない。

さてこの映画は男性の身長が130cm台
ととても背が低い。
女性は普通で身長差が30cm以上ある。

当然初対面で女性はギョッとする。
が、それも男性の話の上手さや気配りが
身長問題を超越して惹かれていく。

二人で並ぶとどうしても人はチラチラと
見る。女性は他人の視線が気になる。
"好きだから"気にしないようにする
けれどそう思うほど気になってしまう。

男性はその他人の視線をもう何十年も
浴びてきた。その分他人に気配りを
したりユーモアを振りまいたりどうにか
身体でなく内面を見て貰えるように
努力していた。いつも笑顔を絶やさない
裏で苦しんでいた。

途中女性の母親が男性の低身長さを
嘆きつい"障害者"と言ってしまう。
それに対して父親が「耳が悪い
自分も障害者だ」と差別的発言を
戒める。

最後はハッピーエンドになり一安心。
出会った日に二人でやったスカイ
ダイビングがここで効いてくる。
女性は男性を失いたくないと一人で
スカイダイビングをして男性のいる
場所に飛んでいく。

もし自分が女性の立場なら
見た目が異質(男性がずっと思っていた
事)な人を"普通"の視線で見られる
だろうか。

もし自分の彼だったら他人の視線を
気にしないで付き合えるんだろうか。

「そう思う事が差別だと思いますけどっ」
と批判されてもこれが私の正直な思い。

恋愛映画ではあるけれど"他人から
どう思われるのか"問題がつきまとう
映画でした。

男性のシーンはどうやって
撮影してるか知りたい!
カイ

カイ