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『マイケル・ジャクソンの旅:from モータウン to オフ・ザ・ウォール(原題)』に投稿された感想・評価

僕は"魔法"になりたいんだ……


スパイク・リー監督 2016年製作
主演マイケル・ジャクソン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月29日はキング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンの誕生日です😊😊😊

大好きなマイケルの誕生日となると、やはり誕生日レビューを上げなければ!という無用の使命感に突き動かされ、今日はこちらをレビューします!「マイケル・ジャクソンの旅 : from モータウン to オフ・ザ・ウォール」、監督はスパイク・リーです!

マイケルのバイオグラフィなどは、昨年の命日にレビューした「ムーンウォーカー」に書きましたので、興味がありましたら、そちらも読んでくださいまし(*^-^*)ゞテヘヘ






さて、映画です。
これはスパイク・リー監督作なんですが、劇場公開作品ではありません。過去の資料と新たなインタビューを交えてスパイク・リー監督がまとめたドキュメンタリー映画です。
2016年に発売された「オフ・ザ・ウォール」のデラックスエディションに特典として付録されました。僕はこのBD観たさに、このデラックスエディションを買いましたよ(ˆωˆ )フフフ…
新録のインタビューが多かったので、個人的には初めて聞く話も多く、とても面白かったです。
特に、「オフ・ザ・ウォール」までをまとめたのが良かったんだと思うんですよね。それにより見えてくるものがあるんです。


マイケルは1958年生まれで、1963年あたりにファミリーグループの"ジャクソンズ"に加入する神童で、1969年にモータウンから"ジャクソン5"としてメジャーデビューすることになるんです。
モータウンはベリー・ゴーディJrというかなりワンマンなトップがいて、モータウンサウンドと呼ばれるジャンルを確立していました。その中には、スティービー・ワンダーやマーヴィン・ゲイもいるし、ダイアナ・ロス&スプリームスやテンプテーションズなどもいて、一大派閥でした。
なので、ジャクソン5はベリー・ゴーディJrの戦略の中での活動となり、ある意味轢かれたレールを走るアイドルとして売れていたんです。
マイケルの父親やファミリーとしては、収入の面でもクリエイティブの面でも不満が多かったようです。

そこで、モータウンに反旗を翻しグループは独立。"ジャクソンズ"として、エピックから再出発することになります。その中で、曲作りやプロデュースなどの権限も手に入れていくんです。今のマイケルがあるのは、このモータウン独立がきっかけとなるのは、間違いないです。

それでも、60年代から70年にかけては、まだまだ黒人と白人の差別も大きく、黒人がポップチャートでヒットし、賞レースに食い込むなどはハードルが高かった時代です。

ダイアナ・ロス主演の「ウィズ」でカカシ役を演じたマイケルは、この作品でクインシー・ジョーンズと出会います。この出会いがマイケルとクインシーの運命を大きく変えることになるんですね。

エピックへの移籍の目玉として、マイケルのソロアルバムが約束されていたので、マイケルは"ジャクソンズとは違うタイプのアルバム"を製作する意欲を持ち、その相談をクインシーにしたところ"僕じゃダメかい?"と持ちかけられ、それにより、クインシープロデュースのもと「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」「BAD」が生まれることになるんです。
最初会社からは、ポップアルバムの実績が無かったクインシーのプロデュースを却下されたというんですから、世の中、分からないものですね。


そして、ここからが重要!
「オフ・ザ・ウォール」は、今までのR&Bチャートのみならずポップチャートでもヒットし、黒人として異例の全米ヒットチャートのトップテンに4曲入ることに。
「オフ・ザ・ウォール」発表時で、マイケルはまだ、若干20歳でしたからね。凄すぎます!

今までは黒人が表紙だと雑誌は売れないとまで言われていたのに、これにより、黒人でも白人同様に売れることが証明され、黒人がより社会に進出するきっかけとなるんです。

スパイク・リー監督がこの映画を撮り、そのゴールを「オフ・ザ・ウォール」した所以がここにあると思うのですが、どうでしょう?マイケル、そして、この「オフ・ザ・ウォール」こそが黒人の社会進出を促し、社会を転換させたのだ、と。

映画にこんなセリフがありました。
白人音楽と黒人音楽の融合じゃない
マイケルはその先を行く!
「白でも黒でもなく、純粋な音楽なんだ」と。


また、この映画は次から次と出てくるインタビューが本当に面白い。出てくるミュージシャンがみんなマイケル大好きで、愛に満ちているのはもちろん、僕も初めて聞くエピソードばかりで、「へぇ〰️」「ほぉ~」に溢れていてニヤニヤが止まりません。
とりあえず、気になった人だけ名前を上げておきますね。

ダイアナ・ロス
サミー・デイヴィスJr
ベリー・ゴーディ
ギャンブル&ハフ
クエストラブ
ヴァーダイン・ホワイト
クインシー・ジョーンズ
ジョン・レジェンド
デヴィッド・バーン
ファレル・ウィリアムス
ザ・ウィークエンド
マーク・ロンソン
スティービー・ワンダー
ロドニー・ジャーキンス
L.A.リード

そして、マイケル本人のインタビューも含まれ、初めて公にされたものもあり、感動でした😊


最後に音ネタ💩ウンチクンです!
映画は「ジャクソン5登場!」から始まるので、曲も時系列で登場してきます。今回は細かい曲紹介はカットでございます。すいません😅
「ABC」
「I Want You Back」
「ベンのテーマ」
伝説の番組「ソウルトレイン」でのパフォーマンス「ダンシング・マシーン」

ここでモータウンを離れ
ジャクソンズとして再出発
「エンジョイ・ユアセルフ」

運命のアルバム「Destiny」から
「Shake Your Body」
「今夜はブギーナイト」

途中「ウィズ」に出演
ここでクインシーと出会う


そして、マイケル・ジャクソンの運命のソロ
「オフ・ザ・ウォール」1979年発表


ここからはアルバム解説かな?
映画の中で「オフ・ザ・ウォール」の曲順に、如何に画期的なのかを語っていきます!

「今夜はドント・ストップ」の衝撃ね!
あのベースのイントロのカッコ良さったら、ない!
黒のタキシードにキンキラの靴下
これぞキング・オブ・ポップ!
この曲はマイケルの自作曲で、アルバムトップを飾るナンバー。これが僕のソロアルバムだよ!と高らかに宣言するよね。そして、「ベンのテーマ」以来となる全米1位になりました。


「ロック・ウィズ・ユー」
これは色っぽい曲だよねぇ( ˘ ˘ )ウンウン
曲はロッド・テンパートン
クインシープロデュースの1番のポイントは、このロッド・テンパートンを抜擢したことだと思うんだよね。僕もこの人、大好きで、彼の所属バンドHEATWAVEのアルバムも買って聴いてましたよ!
後に「スリラー」を手がけます( •̀ω•́ )و✧


「ワーキン・デイ・アンド・ナイト」もマイケルの作品。パーカッションが最高にファンキーなナンバー。この曲のブレイクの感じがめっちゃ好き😆


「ゲット・オン・ザ・フロア」
ブラザーズ・ジョンソンのルイス・ジョンソンとマイケルの共作曲。ルイスがインタビューで、自分の作品で最も価値のある作品と呼んでいました。ルイスのチョッパーベースのカッコ良さね!


B面トップの「オフ・ザ・ウォール」
はぁ、めちゃめちゃ好き
曲は再びロッド・テンパートン
ベースラインのカッコ良さね!
ねっ、ロッド・テンパートンの曲、良い曲ばかりでしょ?マイケルサウンドに欠かせない!


ポール・マッカートニーの作品「ガールフレンド」。ポールがマイケルをイメージして書いたらしいのに、自分で歌っちゃった曲……😅どゆこと?
でも、これによりポールとの「Say Say Say」や「Girl is Mine」のコラボも生まれたのかな?


バラードが大好きと言うマイケル。
クインシージョーンズが取っておきのために寝かせてあったという。シナトラに歌わせようと思っていたとか……。
「あの娘が消えた」には、歌っているうちに感極まったマイケルのマジの泣き声も入っています。


「アイ・キャント・ヘルプ・イット」
スティービー・ワンダーとスーゼイ・グリーンの共作曲。「キー・オブ・ライフ」を発表後のスティービーらしいメロディラインでしたね。ナイスミドルバラード!


「それが恋だから」はデヴィッド・フォスターとキャロル・ベイヤー・セイガーの曲。当時、デヴィッド・フォスターも飛ぶ鳥を落とす勢いのライターでプロデューサーでしたよね。
また、この曲でマイケルはパティ・オースティンとデュエットしています。


「ディスコで燃えて」
アルバムの締めくくり。
これもロッド・テンパートンの曲
ディスコムーブメントにマイケルがピリオドを打ちます!



う~ん、やっぱり素晴らしいなぁ。
改めて聴き込んでしまいました!

ということで、42年も前に出たアルバムですが、その価値は時を経てもあせることがありません。
今日は最後にマイケルの言葉で、お別れを……

"満足するまで、やめたらダメだ!"

はい、頑張ります(≧∇≦)ゞ
マイケル、お誕生日おめでとう🎉
記録
マイケル・ジャクソンのアルバム1979年発売の「off the wall」。
今年の2016年にリマスター版として発売されアルバムと共に付属されたスパイク・リー監督による長編ドキュメンタリー映像。

Jackson5として活躍したモータウン時代からThe Jacksons時代、そしてクインシー・ジョーンズと出会いソロとして発売したアルバム「off the wall」までのマイケルの足跡を辿る…。

マイケルの当時の映像や有名アーティスト、ジャクソンファミリーのインタビューなど盛りだくさんでした。
このアルバムが当時どれだけ黒人の音楽シーンに影響を与えたかがよく分かります。

あとマイケル・ジャクソンとしての話はいろんなとこでされてるけどJackson5、The Jacksons時代の話がいろいろ聞けて知らなかったこともあったりとファンとしては嬉しかったです。

このドキュメンタリーの前にはスパイク・リーはBAD25周年のドキュメンタリーも撮ってます。
マイケルの生前は「They Don't Care About Us」という曲のPVをスパイク・リーが担当。
この曲は簡単にいうと差別に対する歌。スパイク・リーと組んだのも納得だしこのPVの力強さが私は大好きです。

話はそれましたがそういう関係もあってこのドキュメンタリーもスパイク・リーのマイケル愛が伝わってきて見てるこっちも幸せな気分になれました。
本人もちゃっかりインタビュー映像に登場しちゃってます\( ¨̮ )/
tjZero

tjZeroの感想・評価

4.0
マイケル・ジャクソンの実質的ソロ・デビューアルバム『オフ・ザ・ウォール』(1979年)の、デラックス・エディション(’15年リマスター)の特典映像として封入されていた作品です。

なんでこんなレアな素材がフィルマの対象になっているかというと、監督しているのがスパイク・リーだからでしょう。

このドキュメンタリーは、大きく3つのパートに分けて構成されています。

① 『ドリームガールズ』でも描かれていたソウルやR&Bの名門、モータウン・レコードから兄弟グループ”ジャクソン5”でデビューした時代

② モータウンから独立し、”ジャクソンズ”としてグループ独自の音楽を模索する時代

③ グループから離れ、”マイケル・ジャクソン”として実質的なソロ・アルバムを制作するまで

①のモータウン時代は、世間(主に白人社会)がイメージする黒人像を体現しなければなりませんでした。
社会風刺を行なわない”安全”な歌詞、いかにも”黒人”なファッション(アフロやベルボトム)、楽曲もジャクソン兄弟のオリジナルは許されず、レーベルから提供される”無難な”ものばかりでした。

②の時代は、自由を求めてレーベルを移籍するも”ジャクソン5”という名称は使えず、”ジャクソンズ”と改名します(能年玲奈→のん…のケースと同じです)。
ここでもグループ独自の楽曲は中々発表できませんでしたが、徐々にアルバム内にオリジナルの占める割合が増えてきます。

③ そして満を持して(兄弟の許しも得て)マイケルは個人で追求したい音楽を求めて、実質的なソロ・アルバムへと突き進んでいきます。

ここで描かれる①→②→③の過程は、黒人が市民権を得て、徐々に差別が解消され、解放されていく道のりと重なります。
マイケルのような特別の存在は、無意識的にせよ、時代の一歩先をリードするというか、体現してしまうのかもしれません。
ここにこそ、リーが製作・監督した意義というか、意味があるのでしょう。

さらにこの過程は、
①組織の中の一員

②家族の中のひとり

③ソロとして独立
…という、ニンゲンが”個”として自立・解放されていく道のりでもあります。

本作の中で、あるミュージシャンがマイケルの「ア~」とか「オゥ!」という叫び声について、
「あれは、自由への雄たけびなんだ」
と語っています。

21世紀に『アナと雪の女王』が”ありのままに~♪”と唄うはるか前に、マイケルは自由への産声を上げていたのです。

ただしこれは、だからマイケルはエラい…という話ではなくて、黒人の解放の方が、女性のそれよりも先行していた…ということなのでしょう。
黒人の大統領は実現(オバマ)してますけど、女性の場合はまだですもんね。

”『アナ雪』以降”の時代には、女性版のマイケルのような存在が求められているのでしょう。
そのジャンヌ・ダルクは、ビヨンセか、それともレディ・ガガなのでしょうか。

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