タマカッパ

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のタマカッパのレビュー・感想・評価

4.3
ドキュメンタリーだから目が離せないというべきか、セルゲイが魅力的だから見いってしまったというべきか…。

華のあるルックス、美しい跳躍、力強さ……画面越しになのに食いついてしまった。

幼少期からの抜きん出た才能は素人の私にもわかった。
バレエ学校へ通うための、父と祖母の異国への出稼ぎ、母からの厳しい教育。
幼ない彼はどう思ったのだろう…。
子供時代がなかったと、作中で語られているがまさにその通り。
若くしての退団だが、きっと彼は人数倍の時間を経ている。

バレエダンサーでタトゥーだらけの体は難とも珍しい。左腕にはジョーカーの彫り物があった。
そこから彼の孤独を感じとることができる。

異端なダンサーの半生。
最後の家族動画が何とも言えぬ。
タマカッパ

タマカッパ