タッド

最期の祈りのタッドのネタバレレビュー・内容・結末

最期の祈り(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

超高齢化社会になった日本でもこれから医療が進歩すればするほど延命するのかしないのかという難しい選択が迫られるだろう。安楽死を取り扱った作品かと見る前は思い込んでいたが、そうではなかった。決断することは本人にとっては死、家族にとっては永遠の別れになるのだから延命措置はしないと決めていたとしてもいざとなると揺らいだりしてしまうんだな。本人の意識がはっきりしない場合には自動的に延命措置にされている。救急車に乗るに2000ドルかかるから車で来る途中に心肺停止になった黒人女性、38歳で孫が産まれたばかりと話す白人女性。貧しいアメリカの人々の医療。毎日こんな苦しい決断を患者の家族にしいなければならない医師や看護師には本当に頭が下がる。
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