"風が吹けば、枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。
コツコツ、ゆっくりと。"
観てよかった。
というかありのままの人生を見せてくれて、ありがとうと感謝したくなる。
修一さんと英子さん。
お二人の関係性に尊敬と憧れの念を抱かざるにはいられない。
二人で一つ。
結婚してからずーっと一緒に生きてきた二人は駆け落ちの恋ではなく、結婚してからコツコツ、ゆっくりと愛を育んで来たのがよく伝わって来る。
修一さんが亡くなった後の英子さんの「悲しいというより、虚しい。」という言葉が、ずしりと残る。
2人の愛は時間とともに、高度経済成長期に生まれたニュータウンの一角で2人がコツコツ、ゆっくりと耕した畑と雑木林の果実のように実っていく。
働く意義も、命の美しさも、そして生きる目的も、ありのままの生き方をさらけ出して、改めて教えてくれた2人に本当に感謝。