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スタントマン
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『スタントマン』に投稿された感想・評価

Omizu

Omizuの感想・評価

3.2
【第53回アカデミー賞 主演男優賞他全3部門ノミネート】
『アラビアのロレンス』で知られる名優ピーター・オトゥール主演作品。ゴールデングローブ賞では作曲賞を受賞、アカデミー賞では監督賞(リチャード・ラッシュ)、主演男優賞、脚色賞にノミネートされた。

何とも言えない。面白くないわけではないが都合のいい展開が続き入り込めなかった。ピーター・オトゥールはこれ主演か…?助演だったらアカデミー賞獲れていた気がする。

逃亡した犯罪者が偶然映画の撮影現場に遭遇、監督に気に入られスタントマンとして雇われるが…という話。

最後の怒濤のアクションは見もの。次から次へとなだれ込んでいく不運な出来事とオチの付け方は面白かった。

やや狂気じみた映画監督を演じたピーター・オトゥール、結局オスカーは名誉賞しか獲れなかった訳だが、やはり演技が上手いとは言いがたい。その美しい顔面から放たれる存在感は素晴らしいが、変な役だからこそ成り立っている。

全体としても展開が雑で冗長。もう少しスッキリまとめて欲しい。監督のリチャード・ラッシュ、『薔薇の素顔』でラジー賞を受けてしまって以降商業映画からは離れたが、やはりあまり上手いとは思えない。

迫力あるアクションに見応えありだが完成度としてはあまりよくない。面白くないとは言わないが、アカデミー賞に絡むほどの作品かというと…
殺人未遂で逃亡中のベトナム帰還兵が、映画の撮影ロケ中の監督に拾われてスタントマンに。反戦映画を撮っているピーター・オトゥールは作品にのめり込みすぎてカメラを止めずに死人を出し、そのスタントマンの替わりにこの逃亡犯を雇うのだが、そいつもそいつでいきなりヤル気儲ける気満々。老けメイクから三つ編みまで役にのめり込むバーバラ・ハーシー。どれが本番でどれが舞台裏なのかほんやりみているとすぐ見うしなってしまうし、結局なんのハナシだったのかほんとよくわからない。なんだかすごい。アクションシーンやセット設営、撮影風景、映写室、楽屋などは猛烈に良い。そして4小節くらいしかないメロディの繰り返しが2パターンこれでもかってくらい流れて頭がクラクラする。これも確信犯なのだろうか。とにかく嬉しいほどに歪な作品だ。
ghostboat

ghostboatの感想・評価

4.0
傑作。警官に追われている殺人犯が逃げ込んだ先が血みどろ戦争映画の撮影現場だった、というメタ的な序盤からしてすでにクセが強すぎるのだが、いつの間にか殺人犯がスタントマンとして活躍しだしてからいよいよ物語の方向性がわからなくなってきて困惑するばかり。主人公がスタントするアクションシーンにいたっては舞台裏であることを忘れさせるような迫力っぷり。というかまるで映画本編であるかのように見せてる。

そもそも映画の舞台裏を描くこと自体がすでにメタ的なのに、俳優の裏方であるスタントマンを描くというメタの重層っぷりはいったい何なのか。

おそらくピーター・オトゥール演じる監督のキチガイっぷりが一番の見どころで、テスト試写の際に主演女優のベッドシーンを女優の両親に見せる非道っぷりが強烈すぎる。映写機から発する光をきれいに撮ってる一方で、その手前に両親の困惑した顔を配置させてる無茶苦茶な構図には笑うしかない。(映写シーンがある映画は大抵面白いの法則がまたしても証明された。)

また殺人犯の主人公がベトナム戦争帰還兵という設定があるが、この監督のキチガイっぷりを際立たせるための単なる見せかけのネタになってるのが興味深いと思った。70年代に語られてきたPTSDネタへのアンチテーゼでしょうか。ラッシュらしい反骨精神。

元々本作は、アーサー・ペンやトリューフォーに話が持ち掛けられていた模様(業界の噂話)。ラッシュも一度は断ったらしいが渋々承諾しただけの雇われ仕事だったらしい。そんな雇われ仕事なのにラッシュが書いた脚本がコロンビア側に却下されると、ラッシュはむきになり自ら権利を買い取り同意してくれるプロデューサーを探し回ったという。ラッシュの本作にかける熱意がよくわかるエピソード。最終的にはメルヴィン・サイモン(『ポーキーズ』『マイ・ボディガード』『夕暮れにベルが鳴る 』『UFOria』)が支援してくれて共同製作に漕ぎつけたとか。配給は20世紀フォックス。

アメリカでは相当なカルト作品として扱われてるらしく、調べるとこんなに長く書き綴られた記事が出てきた。やはりカルトですね。。。
https://cinephiliabeyond.org/faustian-fall-guy-richard-rushs-stunt-man/ 

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