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ハラル・ラブのyayuyoのレビュー・感想・評価

ハラル・ラブ(2015年製作の映画)
3.0
レバノンの映画って初めて見ました。
冒頭からいきなり、小学校で子供の作り方を教えるシーンから始まります…!
い、意外と大っぴらなのね。
男性の体から出た虫が、女性の体に入ることで赤ちゃんができると聞いた姉妹は、その晩からゴミ袋で下半身をガードして就寝します。笑

とまぁ、最初のつかみはこんな感じでバッチリなのですが、
物語はこの姉妹の両親、お向かいに住む新婚夫婦、洋服屋で働く女性の3つのストーリーを軸に進みます。

この映画で印象的だったのは、文化・風習やイスラム教についてですね。
女性は出歩く時はスカーフ着用してるけど、井戸端会議では普通〜のパジャマやノースリーブ姿で話してるし、(女性だけだからなのかな?)
女性1人でもガンガン外出してるんですね。(男性の同伴必須なイメージがあったので…)

まだあった気もするけど…私の持っていたイメージは随分偏っていたんだなぁと痛感。
日本の近隣や東南アジアは、文化や風習に相違点はありつつも、似ている部分も多いと思うんですが、西アジアは本当に文化圏が違うんだなと改めて感じました。
そして、イスラム教って最近の世界情勢を鑑みるに、正直閉鎖的なイメージを持っていたのですが、意外と開放的な面も持ち合わせているんだなと思いました。
もちろん、厳しい戒律が出てくるシーンもありましたが、少なくとも劇中の女性たちは上手く折り合いをつけてたくましく暮らしているようです。
鑑賞前はかなり先入観があったので、映画を通してその国の文化や風習を垣間見れて勉強になった!
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