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太陽の塔のTKKのレビュー・感想・評価

太陽の塔(2018年製作の映画)
4.3
ずっと見ようと思っていて、岡本太郎展に伴ってようやく鑑賞。

9つの章立てで、
複数人のインタビューが2.3言で細切れに切り替わっていく構成がテンポ良く、ずっと聞いていられる。良い構成。
強いて言えば、学者の割合が多く、菅原小春の言葉の入ってきやすさだけ飛び抜けていたので、役職や話し方のバリエーションがもっと出るキャスティングだとより見やすかったかも。

間間のインサートが攻めてる広告のような芸術的な映像で、
インタビューも含めてグレーディングが美しい。
この監督の映像がとにかく好きだ。

9つもテーマがあるため、太陽の塔にとどまらず、岡本太郎を様々な切り口で深掘る内容になっている。
「太陽の塔」という題に対してはオーバーワークなのかもしれないが、これはこれで太陽の塔に帰結する岡本太郎のドキュメンタリーとして面白いです。
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