フライ

太陽の塔のフライのレビュー・感想・評価

太陽の塔(2018年製作の映画)
4.0
大阪万博と太陽の塔、制作した岡本太郎を知り見てきた人達が語る内容は、自分が知る岡本太郎とは全く違っていただけに衝撃を受けた。
岡本太郎や作品を知り研究している大学教授や美術家などが、太陽の塔や制作した作品、彼が行動して来た足跡を語る内容は、芸術だけではなく、日本人や人類の過去、現代、未来についてまで考えていた事を知り強い衝撃を受けた。そして日本人である彼が残した作品の日本人への強いメッセージを受け止める事が出来ていない事の虚しさとやるせなさを強く感じた。
自分にとっての岡本太郎は、子供の頃からテレビのバラエティー番組に出演している滑稽で変な人程度でしか認識していなかったが、本作を観て180°見方が変わった。特に渋谷駅にある壁画が岡本太郎の作品だった事を知り驚いたし、作品のメッセージを知ってショックを受けた。そしてこれまで余りの認識の低さに自分が恥ずかしくなった。太陽の塔はまだ見た事が無いので、出来るだけ早く見に行きたいと思ったし、見た時自分の中にどういうインパクトを受けるか感じてみたいと思えた。
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