このレビューはネタバレを含みます
雪女は、人を殺す存在ではなく、死期を迎える者にそれを与える存在、として描かれていた。原作で描かれた雪女像とは異なるものだったが、それでも『異種のもの、神格化されたもの』として、人に恐れられる存在とし…
>>続きを読む日本の民話を小泉八雲が小説化、幾多も映像化された作品の杉野希妃版。
時代設定が大正末期から昭和初期にして、そこに民話テイストな空気を挿入する奇抜さ。
だけど良くも悪くも民俗的な空気は感じられなかった…
ラフカディオ・ハーンの「怪談」は、柳田国男の「遠野物語」にも通じるような、静かな語り口の物語集である。ストーリーと若干の説明以外に余計な情報はまったくない。教訓めいた言葉も、縁起や因縁に関する言及…
>>続きを読む小泉八雲の有名な怪談『雪女』の映画化!
何ともスコアつけるのが難しい映画でした…。
有名ですけど一応あらすじ…
吹雪の中、山小屋に避難した茂作と巳之吉。その夜、茂作の上に覆いかぶさる女を巳之吉は目…
雪女ってタイトルだけで、妙に心がざわついて、思わず鑑賞し、今の時代味わえなくなった懐かしき怪異譚を堪能。
新解釈とあるが、なるほど愛の部分が全面に出ていて、間や隙を生かした幻想的な作りになっている。…
杉野希妃を見るための作品。昔話的で、幻想的で、妖しく美しく静かな雰囲気。贅沢なまでに間を活かした台詞のやり取りは落語の怪談噺のよう。
予想通りの展開と結末で、予告編やチラシにあった「新解釈」ではない…
エロティックで美しく、冷たくてピリついた。
色のトーンが落ち着いていて、空気感が古典的な日本っぽい。
だけど、英語字幕がついていたりして、杉野さん、世界の映画祭やコンペにたくさんでているだけあるな…
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