ことばが軟弱で
入ってゆけない
かわりに硬い塊の音が
光を砕く
なにを見てるのか
わからないのに
もっとみていたくなる
なにに安心しているのか?
こののっぺりした
こびりついた
不安に気づくように。…
「炭鉱の1日」のような構成の映画。ロングカットで地下に降りていくシーンが際立つ。空間美。地球にはこんな世界もあるのかという驚き。
ボスニアで、こういう映画を撮った日本人がいて、なんか嬉しかった。最…
ファーストショットから引き込まれる。
金属の柔らかさ、機械の映画。
最後列でぺちゃくちゃ
前列でパソコン 輝度マックスでいじってる
「カネだろ、普通に!」
「やってるって!」
と危うく撮り鉄…
これまで見たことは勿論、想像すらしたこともなかった空間を捉えた映像が続き、ずっとすげーーーと感じていた。遠くでも近くでも鳴る重機のえげつないノイズに参ってきた頃合いで挿入される無音の時間に救われた。…
>>続きを読む『伯林』『カメラを持った男』のような都市映画の形式をもった映画だが、それら映画とは真逆に、機械の運動はリズミカルではなく痙攣的。人間は機械の一部のように同期して動くのではなく、機械に対して外部の存在…
>>続きを読む年末、待ちに待った小田香、一発目。
カフカ「バケツの騎士」を原作に撮ろうと始まるやいなや、ボスニアの炭鉱に潜り込んだ彼女を魅了し企画変更され作られたという本作。
等身大の視点からみえる地下深くの洞窟…
監督がSFみたいだと思ったってチラッと言ってたけど、最後に出てきた馬鹿でかい機械のショットはどんなSF映画よりも迫力があると観ていて思った。でもそこには現実があるという信頼感に依るものなのかなとも思…
>>続きを読む(C)film.factory/FieldRAIN